横浜トヨペット 青葉台店
H18年3月竣工 鉄骨造2階建 延床面積:2,370.57u(717坪)
国道246号線に面する敷地の間口は約70m。一般に商業施設にとって敷地の間口の広さは建物の存在を道行く人にアピールできる好条件となるのですが、設計者としてはデザイン的に間延びしてしまう恐れもある諸刃の剣です。
当計画はファサードのデザインを3つにゾーニングし、間延びすることないメリハリのあるデザインを実現しました。正面から見て右端は上から下まで白色のパネルで閉じられた箱として、中央は横浜トヨペットCIに従ったパラペットサインを引き立てるピロティー、左側は主用途としてのショールーム、正方形に近い壁面に円を重ねた独特の形状で店舗の個性を司ります
3つの個性をまとめて統一感を持たせているのは2階外壁を三方ぐるりと覆うアルミルーバー。白色の外壁を締めるアクセントであると同時に二階の駐車場にて火災がおこった際には煙を逃すパッシブな消防設備としての機能も果たします。
この建物の外観はお施主様にもご好評いただき、2007年2月9日全国紙朝刊掲載のトヨペット50周年の広告に採用していただきました。