LEXUS山下公園 VWベイサイド横浜
H18年7月竣工 鉄骨造3階建 延床面積:4,723.84u(1,429坪)
H18年7月竣工 鉄骨造3階建 延床面積:2998.48u(907坪)
LEXUSショールーム:LSゾーンと呼ばれる特別な展示ゾーン
トヨタの最高級ブランド「レクサス」のデザインポリシーは「高級の本質」を追求すること。高級の本質とは「最高の商品」「最高の販売、サービス」で形作られ、以ってお客様に「心満たされる豊かさ」を感じていただく事である。(レクサス計画資料より)
本建築は横浜港、山下公園のシンボル、マリンタワーと地下鉄みなとみらい線の終点、「元町中華街駅」に隣接する商業、観光の中心地に計画された。黒を基調とし水平ラインを強調した端正な外観は存在感、信頼感の証である。黒御影の外壁は店舗内の商品、もてなし、ときめきを予感する。
ショールームは交差する道路に面し高さ5.2mの強化ガラスで被われ、伸びやかな広がりで十分な視認性を保つ。後ろの光壁は和紙風シート貼りのガラス、白色600mm角タイルの床と白色の天井から構成され、光の演出と相まって商品の魅力を十分に引き出すであろう。
サービスワークショップ(整備工場)を2階に、3階、屋上は100台を収容する駐車場で、整備待ち車輛をはじめ多様の要求に対応する。2階、3階の外壁を覆うルーバーの3階の開口は、消火設備を不要とした他、外観を構成する大切な要素となった。世界のブランド「レクサス」が山下公園に出現し、地域のランドマークとなり、長くお客様に愛され続けることを確信する。
(深沢 義昭:建築ジャーナル 2007年 4月号より)