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神奈川県自動車整備商工組合 相模会館
H19年1月竣工 鉄骨造2階建 延床面積:800.24u(242坪)

全景

外観:ガラス越しに階段の手すりが見える

実習室

教室

 神奈川県自動車整備商工組合は、中小企業団体組織法に基づいて自動車分解整備事業を営む中小企業者の改善発展を図る為、又、公正な経済活動の機会を確保することを目的として昭和51年12月に設立された団体です。神奈川県愛川町にて運輸局神奈川運輸支局、相模自動車検査登録事務所、ネッツトヨタ神奈川 中津テクニカルセンターの道路を挟んで正面に位置するこの建物には整備士の実習を兼ねた車検場としての機能を併用することが求められました。
 前面道路から入った車が検査を終え、Uターンして入ってきた前面道路から出ていく軌跡を考慮すると縦長のこの敷地(うなぎの寝床などと呼ばれる形です)に計画する1階は敷地の幅以上に縦長となり、2階は車両動線上部を部屋として利用する設計となります。
 1階利用者と2階へ向かう動線が分かれる階段の位置は必然的に建物入口近辺となります。その吹き抜けとなる階段室をガラスのラインとして計画しファサードの象徴として扱いました。
 シンプルな構成ながらもその無駄の無さが凛としたたたずまいを醸し出す会心の作品です。
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