LEXUS東名川崎 ネッツ東名川崎店
H26年1月竣工 鉄骨造2階建 延床面積:2,196.9u(665坪)
H26年1月竣工 鉄骨造2階建 延床面積:1,645.18u(498坪)
敷地面積2,938.90u(889坪)という広さはカーディーラーのショールームを2棟計画するために十分な広さとは言えません。その敷地にトヨタ自動車の最高級ブランド「LEXUS」と、主に若者・女性客をターゲットにしている「ネッツ」という性格の異なるショールームを並べて計画することになりました。
LEXUS棟は敷地の狭小さに加え、高級の品質を求めるがゆえついてまわる工事費の高騰を抑えるため、全国統一とされているLEXUS店の基準の通りに必ずしも設計をしておりません。もちろんLEXUSのブランドイメージを損なわないように、CI担当の方と綿密な打合せを行い、協議を重ねたうえで「イレギュラー」なLEXUS店は誕生しました。イレギュラーと表現しましたが、ご覧いただいているようにLEXUSのデザインポリシーは守ることができたと自負しております。
ネッツ店については同じ費用をかけるわけにはいかないとしても、LEXUSと比較して明確なグレードダウンを感じさせるわけにはいきません。既製品の多用や法的な制限の中でできる限り「見かけ上の」建物高さを高くする工夫などを採用し、LEXUSと並び立っても見劣りしないデザインではないでしょうか?
ターゲットとする客層が違うからこそ、お互いが補完しあえる関係として両店が発展していくことを確信しております。